2006年04月18日

あんな老夫婦に

いま、アタシは一人のはずなのに。
この腕は誰だろう。
と、頭の下にある腕について考える。

で、目がさめて、
やっぱり一人だったと思う。

だったら、この頭の下にある腕は
誰なんだろう。

と思うと、目がさめて、
ほら、やっぱり一人じゃないかと思う。

こんな変な夢の夢を見ながら、
心地よいような、不気味なような、
よくわからない気分になって、
おかぁさーん、
マルメーン、
と叫んで目が覚めた。
あたしは猫ひろしか・・・。

で、なんだか頭が痛かったから
帰りの電車はガラガラの普通電車で。

「よっこいしょ」
と、あたしの横におばあちゃんが座る。

「ふーぃ」
と、2mほど離れたところに、
おじいちゃんが座る。

「こりゃ、こっちにこんか」


「いやですよ、こっちがいいんです」


ガタンゴトン。
ガタンゴトン。


「ほれ、そっちは風が入るやないか」
「いいえ、そっちよりはいいですよ」


ガタンゴトン。
ガタンゴトン。


「おい、飴、いらんか。」
「いりませんよ」


ガタンゴトン。
ガタンゴトン。
まもなく〜右側の扉が〜ぁ、開きます。

おばあちゃんが立ち上がる。
チラっとおじいちゃんを見る。
おじいちゃんが立ち上がるのを確認する。

おじいちゃんが歩き始める。
チラッとおばあちゃんを見る。
おばあちゃんが足をヨタヨタしながら
歩いているのを確認する。

おじいちゃんがセキをする。
チラッとおばあちゃんがおじいちゃんを見る。
なんともないのを確認する。

扉が開く。
老夫婦が降りる。

強がりながらヨタヨタと歩くおばあちゃんの後ろを
おじいちゃんがゆっくり歩く。

その後ろを電車がスピードを上げながら追い越す。
あたしは見えなくなるまで窓から老夫婦を見る。

カラダから、悪いものが出て行った。
ジョジョビジョバ〜ジョビジョバ〜。


いつまでも寄り添いながら、長生きしてください。
posted by ひねくレディー at 08:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実家で祖父母に会ってきましたが
祖父と祖母のお昼ご飯に私が入ると
祖母は一生懸命私に話しかけるんです。

いつもは祖父にこういいながらご飯を食べているのかな、と、二人がテレビを見ている背中を見ながら
少し涙ぐみました。

私はなんでもないことにじ〜んとくるお年頃かもしれません(笑)
Posted by ろばの33 at 2006年05月11日 14:18
ろばの33さん、ごぶさた!
書き込みありがとです。

もっともっとどーでもいいことにまで、
いや、何もなくても、
泣けてくる年頃のひねくレディです。
お元気ですか?また遊びましょうね!
Posted by ひねくレディ at 2006年05月23日 00:29
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